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月影 ゆりつきかげ ゆり) / キュアムーンライト

YuriTsukikage
声 - 久川綾

人物解説[]

第8話より登場。第30話以降レギュラー入りした。私立明堂学園高等部2年生の17歳で、眼鏡をかけたストレートヘアの少女。物語開始時点で既にプリキュアであった人物。一人称は「私」で、聡明かつ物静かな性格。プリキュア4人の中では最年長であることもあって非常に大人びており、ミステリアスな雰囲気を醸し出している。周囲から特別扱いされているももかにとって数少ない親友で、授業に出られないももかのためにノートの写しを渡したり、一緒に弁当を食べたりと、色々と気遣いを見せる。学業の成績は常にトップ。
父親は植物学者で、3年前にこころの大樹を探しに行ったままフランスで行方不明になっている。現在は母親と団地で2人暮らしをしている。父親の失踪後間もなくプリキュアに選ばれ、こころの大樹の守護者・キュアムーンライトとなった。同じ重責を誰にも背負わせたくないという思いから仲間を求めず、単身砂漠の使徒と戦っていた[1]が、本編の物語が始まる以前の時期にダークプリキュアとの死闘の末に敗れた。その直前にココロパフュームをシプレとコフレに託し、自身もコッペの助けもあり生還することはできたが、同時にプリキュアの種を破壊されてしまう。2つに割られた種の片方はゆりが所持しているが、もう片方はダークプリキュアの手にあるため変身能力を失っていた。
パートナーである妖精コロンや変身能力を失った事を悲嘆し、つぼみとえりかに戦闘への参加や指導を懇願された際も断っていた。その一方でプリキュアの先輩としての辛辣な発言も多く、つぼみとえりかの危機感の無さにいら立ちを覚えたり、ポプリを危険に晒したいつきを厳しく咎めたりしている[2]。復帰後も先輩として先頭に立ち、他のメンバーを鼓舞し、戦闘時には指示を飛ばすなど、リーダー・司令塔としての役割を担う。
変身前でも身体能力は高く、スナッキーを蹴散らしたり、ダークプリキュアの攻撃を受け止めることも出来る。砂漠の使徒との戦闘に巻き込まれた人々を守るために生身で戦うことには躊躇がない。第33話において、こころの大樹の力とココロポットによって修復された「プリキュアの種」の力で、再びキュアムーンライトへと変身し、復活を果たす。
コロンの仇であるはずのサバークが行方不明の父親だと知ったときにはショックで心を閉ざし、その父親をデューンに殺された際には復讐鬼になりかけるも、つぼみの説得を受け復讐を乗り越えた。関わった人物との悲しい別れを経験する等、全編通して幸せとは縁が薄かったが、苦境からは決して逃げなかった。
なお、歴代の現役のプリキュアの中では最年長かつシリーズ初の高校生プリキュアであり、「1人目でありながら4人目」のプリキュア戦士でもある。
こころの花はユリ。

キュアムーンライト[]

月影ゆりが変身した月の戦士の姿[3]。変身時の名乗りは「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」。イメージカラーは銀色と藤色。プリキュアシリーズ初の女子高生が変身するプリキュア。ブロッサム、マリン、サンシャインよりも頭身が高くスタイリッシュなデザインとなっている。変身時に妖精とココロパフュームを必要とせず、変身バンクは他の三人より短めとなっている。

本作の冒頭において、つぼみとえりかの夢の中に現れた。キュアフラワーの次代のプリキュアにあたり、かつてハートキャッチミラージュを入手すべく、プリキュアパレスへ試練を受けに赴くが、その途中でダークプリキュアに敗れ、物語開始時点では変身能力が失われていた。その後、第33話にてココロポットの力によって再び変身できるようになる。このような経緯があり、作中においては「1人目でありながら4人目のプリキュア」となった[4]

髪は薄い紫色のロングヘアーとなり、前髪の左側が三日月のように逆立った特徴的な髪型を持つ。ブロッサム達とはコスチュームのデザインが大きく異なり、肩に天使の羽のような装飾が施されており、スカートの部分が前から後ろにかけて徐々に長くなっている。銀色と藍色をおもな基調とした配色で、右手にのみ薄い藍色の手袋をしている。靴は白い編み上げ風のブーツ。また、エンブレムも左胸についており、リボンではなく青いバラがあしらわれている。左腰に装着していたココロパフュームキャリーは、変身アイテムが変更された事で取り払われている。戦闘能力は他の三人よりも格上で、ダークブレスレットによって強化されたデザトリアンや三幹部を単独で圧倒し、ダークプリキュアとも互角に渡り合う程。決め台詞は「全ての心が満ちるまで、私は戦い続ける!」。

通常技
  • ムーンライト・リフレクション
    左右の掌からエネルギー弾の類を反射する小型の銀色の円盤を二枚発生させる。円盤を放出し、空中で自在に操ることで、敵に向けて正確に攻撃を跳ね返すことが可能。
    ムーンライト・シルバーインパクト
    銀色のエネルギー光波を拳に込めて掌底を叩きつけ、敵を吹き飛ばす。
  • ムーンライト・リフレクション
    左右の掌からエネルギー弾の類を反射する小型の銀色の円盤を二枚発生させる。円盤を放出し、空中で自在に操ることで、敵に向けて正確に攻撃を跳ね返すことが可能。
    ムーンライト・シルバーインパクト
    銀色のエネルギー光波を拳に込めて掌底を叩きつけ、敵を吹き飛ばす。
必殺技
  • プリキュア・シルバーフォルテウェイブ
    花よ輝け!」という掛け声でムーンタクトから放つ必殺技。銀色の花の形をしたエネルギー弾を飛ばし、ムーンタクト本体を円を描くように回す事で力を送り込み、敵を浄化する。
    プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ
    ムーンタクトから放つ必殺技。フォルテッシモ記号のような形をした明るい赤紫色のエネルギーを纏って突撃する。
  • プリキュア・シルバーフォルテウェイブ
    花よ輝け!」という掛け声でムーンタクトから放つ必殺技。銀色の花の形をしたエネルギー弾を飛ばし、ムーンタクト本体を円を描くように回す事で力を送り込み、敵を浄化する。
    プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ
    ムーンタクトから放つ必殺技。フォルテッシモ記号のような形をした明るい赤紫色のエネルギーを纏って突撃する。

脚注[]

  1. 薫子は「世界を守るため、一人孤独の中で戦い抜いてきた」とし、パートナーだったコロンも「戦いの辛さを知る故に一人で戦っていた」と語っている。
  2. 第17話・第30話。
  3. 月刊ニュータイプ』2010年9月号(角川書店
  4. このような「変身アイテムが破損し、一時的に変身能力を失っていた」という設定はプリキュアシリーズでは初となる。
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